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「10兆円大学ファンド」にまつわる、取らぬ狸の皮算用とは?

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皆さま、ご安全にお過ごしでしょうか!FP修行中のオットー@AFPです。

さて、個人的に気になって仕方ない「10兆円大学ファンド」の続報です。

ブルームバーグにこんな記事が載りました。いつか出るだろうなあと予想していた趣旨の内容です。

www.bloomberg.co.jp

野村証券は、運用目標や許容リスクなどから、基本ポートフォリオの国内株式ウエートは25.7%~32.9%と推定する。国内外の株式と債券に4分の1ずつ割り振るGPIFと比べて日本株の割合が多くなるとの予想だ。

10兆円規模「大学ファンド」、TOPIX押し上げ効果最大6%か - Bloomberg

いくらなんでも、期待的観測が過分に含まれていると思いますが、どうでしょう。

以前の記事では、JSTの喜田理事は現状では円建て資産の比率はあまり多くないような口ぶりでしたからね。

この施策がうまくいって、大学発の知的財産で経済が潤い、円高になれば円建て資産を増やすという意向だったような。普通に考えて、十年スパンの話だと思いますが。。。

同証アナリストの池田雄之輔氏らによると、目先に見込まれる日本株の買いは1兆1600億円~1兆4800億円。9月30日時点の東証1部時価総額で試算すると、TOPIXを4.6%~5.9%押し上げるという。

10兆円規模「大学ファンド」、TOPIX押し上げ効果最大6%か - Bloomberg

はい出ました!希望的観測!まさに「取らぬ狸の皮算用」!

でも、日本の金融市場の期待感はそんな雰囲気なのでしょうね。わからないでもないけど、眉唾ものと思っておきましょう。

T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフストラテジストは、「規模感はGPIFに比べれば小さいが、日銀が日本株をあまり買わなくなった今、需給を好転させる材料になり、下落局面で下支えしてくれる期待はある」と話す。

10兆円規模「大学ファンド」、TOPIX押し上げ効果最大6%か - Bloomberg

第6のクジラとも呼ばれる「10兆円大学ファンド」ですから、予想通り、GPIFの代替的な役割が期待されています。

もちろん、「10兆円大学ファンド」の創設が現政権の重点政策になっているのは、政府にもその意図があるからで、GPIFに代わる株価浮揚策というわけですね。

そもそも、「10兆円大学ファンド」は「総合経済対策」として提案された施策ですから、純粋な学術振興ではありません。

あくまで、経済ありきで、長期的な産業育成のためのネタを考案してくれそうな研究大学に金を付けるよというもの。

そして、短期的にはファンドが日本株を買い支えて株価を押し上げることも期待のうちでしょう。GPIFがうまくいったから、二匹目のドジョウを狙ったわけですね!

目論見通りにうまく回れば、われわれのような庶民投資家にも株高の恩恵に預かれるわけで、悪い話ではないです。そんな意味からも、今後の動向には要注目です。

最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは今日はこのくらいで。本日もご安全に。